脳梗塞・心筋梗塞の予防法

食べ物が脳梗塞・心筋梗塞の一番の原因だった・疫学調査なしに判明

この表は年代別のプラークの厚さではありませんが、年代別プラーク堆積表(前述)にそっくりです。
「糖尿病、高血圧、塩分摂取量、運動、ストレス、DNA分析、鬱状態の有無、肥満度、A1c, LDL、L/H比、尿酸値など」は現代の医学界で動脈硬化の危険因子として信じられ、必死に改善の取り組みがなされている項目ですが、その全てを考慮せず、60歳以上というグループの中で食習慣点数ごとに“血管の脂汚れ”つまり血管内のプラークの厚さ(高さ)を示した表ですが、驚くほどにシンプルなデータになりました。

食習慣だけで、70年間生きてきた人間の血管の脂汚れ年齢に45歳も差が生じるとは驚きです!。医学生に教えたい情報です。
プラークを測定するということは、疫学調査の結果を待つことなく、動物実験レベルで動脈硬化を判定できるのです。

動脈硬化の原因は、頭で色々考える必要がない位に食習慣に依存する事がお判りいただけるでしょう。

しかも、(血管内の脂汚れなどで血管内腔が細くなり)組織の低酸素状態が生じると低酸素誘導因子(HIF)やHIF-1遺伝子が関与し、ガン発生や増殖・転移に追い風になることが知られています。食習慣の改善はガン予防にも大きなプラスになるのです。

「動脈硬化の危険因子は高血圧・塩分過多・肥満・糖尿病・・・で・・と言う話はもう聞き飽きた感がありませんか??」努力してもあまり成果が上がらないのが実情ではないでしょうか。

もしある家庭が「動脈硬化の原因は若い時からの食習慣」と単純に的を絞って家訓にするなら、ひ孫の代まで健康で長生き家系になることでしょう。

“美味しいから食べる”ではあまりにも動物的だと思います・・。

“子供が欲しがるから食べさせる”では将来ある子供達に対してあまりに無責任だと思います。子供だから血管にプラークが溜まらないことは決してありません。大人の血管プラークは子供の時からの積み重ねの結果なのです。

若者が映像を交えての説明を良く理解し、守ってくれることに驚いています。若者は脂っこいものが好きですが、知識を与えられていないので単にうまい食品を食べているだけなのだと判りました。

皆様もこのホームページを利用して、ご自身や子供・孫たちの食習慣を改善していただきたいと思います。

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