脳梗塞・心筋梗塞の完全予防法

プラーク形成・動脈硬化・血管壁肥厚の仕組みと改善のシナリオ・・

プラークは川底の砂粒と全く同じく、流体力学に忠実に従って溜まります。
つまり、比重が大きくて、粒子が小さいもの・・それは、劣化コレステロールやsmall dense LDL などに違いありません。(参照1

粒子の大きいLDLは石ころのように流れの速いところを流れているに違いありません。LDLは食べ物の種類に関係なく、またプラークの高さに関係ないことが明らかになりました。肉食が好きな方も、ベジタリアンもLDLの値に違いはない筈です。(参照2

糖尿病の食事療法で、LDLが下がらずに悩んでいらっしゃる方がおられるはずですが、LDLが下がらないでも努力は報われますので安心して、ヘルシーフードをお続け下さい。

「LDLを下げなければプラークは改善しない・・」と言う考えも
「HDLを上げなければプラークは改善しない・・」と言う考えも、わたしの知り得た経験からは、あまり当てはまりにくいのです・・

ただ、
「RLP、TGが低い状態が持続しなければ、プラークは改善しない・・」この考えに・・今の私は傾いています。

劣化・酸化脂質の中でも代表的なsmall dense LDL粒子の直径は255Å未満ですから、血管内皮細胞の直径の約1000分の1なのです。
ですから、劣化・酸化コレステロールは内皮細胞の細胞間の隙間に簡単に入り込むのです。

頸動脈などの血液の流速は秒速40cm/s 位ありますので、マクロファージが酸化コレステロールを貪食した後に血管壁の内膜や中膜に入り込む・・というシナリオは物理的に不可能と思います。

酸化コレステロールが血管壁に入り込んで・・それをマクロファージが食べる・・これが自然でしょう。

この写真は、前の写真のイメージを断面で見た図です。

この写真は、劣化・酸化コレステロールが血管内皮細胞の細胞間の隙間に次々と押し込まれて入り込んで・・やがてプラーク形成に至る図のシェーマです。

LDLの量は同じで、劣化・酸化コレステロールが底の部分を沢山流れているはずです。

この写真は、劣化・酸化コレステロールが食習慣の改善によって、流れている劣化・酸化コレステロールが減少し、マクロファージの貪食による“掃除”量がコレステロールの沈着量を上回るとプラークの密度が低下し、時間が経過すれば高さが低くなり始めるでしょう。

この写真は、血管を流れる劣化・酸化コレステロールが引き続き少ない量で経過すると、マクロファージの“掃除”が行き届いてプラークは低下します。

LDLの量は同じで、劣化・酸化コレステロールが極端に少なく流れているはずです。中性脂肪が70以下のイメージです。

劣化・酸化コレステロールが次々と沢山流れてくると、マクロファージは食べきれなくなり、お腹をこわして“殉職”してしまいます。

全てのマクロファージが殉職するわけではありません。極一部に限られるはずです。

ここで「なぜマクロファージが劣化・酸化コレステロールを食べるのか・・」考えてみましょう。マクロファージの責務は“異物やゴミ”を食べることにあります。そうすると、マクロファージは「劣化コレステロールは“ごみ”」と認識したことになります。

このことは、筋肉や肝臓の細胞さんに質問しても「劣化コレステロールは“ごみ”」と返答することでしょう。

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