脳梗塞・心筋梗塞の完全予防法

EPAと食事療法による安静時狭心症の予防的で確実な根本的治療。

EPAに冠動脈の攣縮(痙攣による狭窄)抑制効果があることは既に知られています。
また、EPA(エパデールS(900)2,2x)と食事療法でプラークが改善し、腎機能も改善することはすでにこのサイトに掲載済み(MCN研究会で発表)です。

また、「レムナント様リポ蛋白:remnant-like lipoprotein particles(RLP)」の濃度が高い場合には、冠動脈が攣縮しやすくなることが報告されています。

そして、私の患者さんでも"油(脂)っこい食品やスープ"などを摂取して6〜8時間後に狭心症が発生する場合が多いのも事実です。

一般的に、安静時狭心症は深夜〜明け方に多いそうですが、その理由は、血中のRLPが、夕食の食品摂取にて3〜4時間後に急上昇して高値が持続し、2-3時間経過した頃の時間帯なのです。

肉類・揚げ物類・油炒め類・乳製品・油っこいスープや中華料理・脂身や油を多く使った西洋料理などを摂取するとRLPがかなり上昇するのです。

関連ニュース:中国のPeking Union Medical Collegeなどでは、重症の心筋梗塞入院例がこの10年で4倍以上になった・・(Jing Li氏ら、Lancet 2014年6月24日オンライン版)

・・狭心症がおきたら・・まず・・6〜8時間前の食事を必ず反省しましょう・・

そこで、2008年2月以降の症例で
安静時狭心症に対するEPAと食事療法の効果を検討しました。

対象:安静時の狭心症が半年に1回程度以上も発現する11症例

方法:安静時狭心症にEPA製剤(エパデールS(900)2,2x)単独を、今までの薬に追加投与または新規に単独投与した場合の、狭心症抑制効果を11例で検討しました。同時に、当院式のプラークを低下させるための食事療法を行っていただきました。 観察期間は16ヶ月〜72ヶ月。

EPAと食事療法による安静時狭心症の予防治療

結果:
1)11例中の全例で狭心症の発現頻度が減少し、発現しても、その胸部圧迫は1/2〜1/5程度に減弱し、狭心症の発現をほぼ抑制できた。
2)11例中の3例は、プラークの改善傾向が明らかになる前に、狭心症の改善を認めた。
3)喫煙者の5例でも、特別な禁煙指導することなく狭心症の発現予防効果を認めた。
4)非糖尿病、非高血圧、非喫煙でも普通に安静時狭心症は発生している。
5)安静時狭心症では、頸動脈のIMT(C-max) に比し、右鎖骨下動脈:S-maxの肥厚が目立つ。

考察:
1)2008年〜2010年の間にも、EPA+スタチン製剤で6名の狭心症例が今回同様の結果であったが、今回の11例に比して、特別に効果が上回っている感触は全くなく、費用対効果と副作用の可能性の観点から、狭心症の予防にスタチン剤の必要性は全く感じられない。
2)11例中の8例はプラーク改善・改善傾向にあり、動脈硬化(プラーク)の改善に伴い、冠動脈のプラークの程度も改善していると考えられる。 したがって、冠動脈にステントを挿入するまでもない初期の労作時狭心症も今回の方法で完治する可能性も考えられる。
3)現状では、安静時狭心症に冠動脈の拡張剤や降圧剤を用いられる場合が多いが、EPA+食習慣指導が今後のファーストチョイスとして検討されるべきであろう。

まとめ:
安静時狭心症例のEPA未服用例では、積極的にEPA(エパデールS(900)2,2xなど)を開始、あるいは追加処方が検討されるべき、と思われた。安静時狭心症では、スタチン製剤の使用は特に必要なく、狭心症を予防できると考えられる。

メモ:現在、スタチン剤(クレストール、リピトール、リバロ、リポバス、ローコール、メバロチンなど)や冠動脈拡張剤を服用中の方々は、可能ならEPAを処方していただき、狭心症が軽快すれば、EPA製剤は続行で、薬剤費や副作用の関係から、スタチン剤や冠動脈拡張剤などを中止の方向で検討していただいて下さい。ただし、あくまでも当院の食事指導をお守り下さい。そうしていただくと、EPAは抗血小板剤であり、血液をある程度サラサラにするお薬ですから、深夜に胸の圧迫感が起こっても、不安感も和らぐことでしょう。

メモ:医療機関からのEPA服用と食事療法を続けて2〜3ヶ月後に、たとえ胸の圧迫感があったとしても、その程度は半分以下位で、持続時間も半減することでしょう。また、もし、頭痛などもありましたら、頭痛も軽減するでしょう。・・・頭痛も動脈硬化(プラーク)が原因のことが多いのです・・・

メモ:階段や坂道を登るときや運動時におこる狭心症は、冠動脈がプラークで狭くなっている証拠ですから、心臓の3D-CT、心カテなどが必要です。サプリのEPAと食事療法だけでは・・その努力の途中で心筋梗塞になる場合の可能性が高く、医療機関にご相談ください。また、安静時狭心症であっても、サプリのEPAだけで済まさずに、医療機関にご相談ください。

一般に、安静時狭心症の冠動脈の原因は、一過性の冠動脈の痙攣とされ、冠動脈の有意な狭窄は認められない・・とされていますが、下の図をご覧下さい。

安静時狭心症の人は動脈硬化が進んでいない??・・いいえ・・動脈硬化は進んでいます。

EPAと食事療法による安静時狭心症の予防治療

安静時狭心症の時点で、既に有意の血管プラークの堆積が認められており、安静時狭心症も血管プラーク病だといえるのです。

しかも、頸動脈プラークの最大肥厚(C-max)は、狭心症に高血圧を合併した群でも有意のプラーク肥厚を認めていない。

この事実は、動脈硬化の進行を、頸動脈エコー単独の所見で判断してはいけない・・と常々、データを示して述べていますが、今回もその意見を支持する結果でした。

2014年8月16日 朝:BS-ジャパン-で狭心症の解説が放送されましたが・・・ガッテンですか?

でも・・・、安静時狭心症・労作時狭心症の本当の原因は・・・、高血圧・高脂血症・糖尿病などではなく・・・あなた自身の "美味しい・旨い"を追求する"脳と口"にあります。

なぜそうなってしまったか・・・その責任は我々:健康の専門家が、健康に対する敵を完全に間違えていた!・・・からです。

遠方で当院受診が困難な方・・しばらくの間・・・健康と命は御自身でお守り下さい・・・・。

*****2014年8月18日記載************

 

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