脳梗塞・心筋梗塞の完全予防法

肥満より痩せている人が脳梗塞・心筋梗塞の危険あり!

写真の表は、肥満症の人の血管内腔の“脂汚れ“を調べたものですが、S-maxが肥満症の人においてやや肥厚しているようですが統計学的に有意ではありません。

結局、食習慣アンケート点数のみが肥満症において、明らかな高得点:つまり、好きな食べ物が多いので食べ過ぎ!だから太っている!という極めて単純な結果でした。

ただし、この研究からは身体のS-max, C-max, F-max, A-max各場所のみを検討しても動脈硬化を進行させる証拠は見つかりませんでした。

次に検討したのは、頸動脈での動脈硬化判定と同じく(参照1)、身体の各場所だけの動脈硬化判定では、動脈硬化の実態を反映していない恐れがあるために、肥満とT-maxとの関係を調べてみました(表)。

結果:
肥満の人はT-maxが明らかに高い・・つまり・・全身的に観れば動脈硬化がやや進んでいる。

ただし、
その原因は沢山食べているからです。
動脈硬化の原因は“肥満”・・・ではなく・・・・“過食”なのです。
過食の結果・・太る・・同時進行で・・・血管プラークが沈着する

炭水化物の過食は、良質のピュアな脂質に変換して、肝臓や皮下脂肪として蓄えられます。血管にプラークとして沈着するのは食べ物として口から侵入する“劣化(酸化)したコレステロール”(参照2)が主な犯人なのです。

ご飯などはあまり食べず、菓子パンやポテトチップス・揚げ物類・バターを使って加熱した食品・肉類などを主食にしている人は、太らなくても、痩せていても血管にプラークが多く沈着します。(参照3)(参照4

主食はご飯でを漬け物、納豆、魚、野菜類で食べられているある方など、太っていても、糖尿病があっても、A1cは高くても血管は非常に綺麗なのです。
こんな実例は多く見られます。

また、肥満が本当に心筋梗塞・脳梗塞の大きな原因につながっているのかも調べました(表)

結果:
肥満症の人は、脳梗塞・心筋梗塞のリスクが高いレベル3以上の人の割合が70%、普通体重の人の場合は58.5%、同様に実際にイベント歴のある人は肥満症では8.0%、普通体重の人では6.5%とやや肥満症の人にイベント発生が多い傾向にありますが、明らかではありません。

イベント発生はむしろ痩せ型の人が多い傾向にあります。

肥満症は糖尿病になりやすいのは明らかなようです。

肥満症の人が高血圧になりやすいのは、血管を肉や脂肪分が押さえつけるわけですから、物理学的に考えてもっともなことだと思われます。

教訓:
自分は肥満症ではないからと安心するのは致命的結果につながる。
痩せている人は、肥満症の人よりも脳梗塞・心筋梗塞になり易い。

肥満は動脈硬化の早期発見の観点からは、それ程信頼できる危険信号ではありませんが、高血圧・糖尿病との関係は無視できません。

痩せていても、太っていても、普通体重でも・・とにかく8カ所の血管エコーを受けましょう。

8ヶ所の血管エコーは未来の検査ではありません・・・現実に久留米に存在する検査法です。

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