久留米市野中町の肝臓内科・血管内科・消化器内科・乳腺内科です。電話:0942-33-5006
網膜静脈閉塞症(分枝閉塞症、中心静脈閉塞症)は動脈硬化の進行が強く関与している病気ですから、現代では根本的な治療は不可能と考えるのが適当でしょう。現状では対症療法で病気の進行を遅くするなどが治療となります。
でも、当院のサイトを詳しくご覧になった方は、“動脈硬化=プラーク”が原因なら、根本的に治せるのでは?・・・と思われることでしょう。
ただし、そのためには“現在の健康常識”からの決別と“今までの心”を入れ替えることが必要条件です。
実例をご覧いただきます・
症例は当サイトの動脈硬化の未来塾 66)の症例ですが、僅か4ヶ月で結果が出ました。
なぜこの方が、この若さで失明の危険にさらされたか?
その根本原因は、現在の健康常識での“健康にいい食品”にありました(既述)。
“血管にいい”といっても、現在の“健康学者のイメージする血管”とは、 “ドブ川のドブ:プラーク”ではなく“ドブ川の川岸:プラークのない血管壁”を想定しているからです。
食品次第で、血管プラークが増えるという事実は、学者自身がエコー検査しないかぎり認識できませんので(MRAでは微細なプラークの変化を検出するのは不可能)、従来の健康常識はとても危険なのです。
そのような点を「未来の知識」で修正し、RAP食+αとEPA剤やビフィズス菌剤を服用しながら4ヶ月が経過しました。(+αは未公表:研究中)
経過の要約
つまり、「プラークが存在している網膜動脈の径が縮小し、交差している網膜静脈の圧迫が解除され、静脈の血流が再開し、静脈からのにじみ出るような出血が止まり、出血巣が治癒に向かっている」と推察可能。
網膜静脈閉塞症の発症は、そのメカニズムからして、急激にプラークが堆積すると、網膜静脈のバイパス静脈が形成される猶予がないので発病(眼底出血)しやすいと考えられます。
自験例の中心静脈閉塞症の1例は、4年間もプラークが退縮継続中に発病しましたが、その時はプラークが急に悪化した時期に一致していました。つまり、プラークが徐々に進行して、静脈のバイパスが発達していたのに、プラークが4年間で改善したために、そのバイパスが閉鎖し、再度プラークが急に悪化したために、再度のバイパス形成が間に合わず、静脈圧が急に高くなり、発病(眼底の静脈出血)したものと考えられます。
ですから、網膜静脈閉塞症を発病した方は、急激な食習慣の変化(外食やコンビニ弁当や“おにぎり“に依存)や習慣的な植物油摂取などが、この1〜2年間で無かったかどうかをご確認下さい。
発病から比較的初期なら“網膜静脈閉塞症は根本的に治せる”
初期でなくても症状の改善は充分に望める
以上がCase1の経過です
<コメント>:
網膜静脈閉塞症は不治の病ともいわれ、進行を食い止めるのがやっと・・、ともいわれる病気です。
そうでしょうね、動脈硬化を治せる医療は今まで存在しなかったはず。
脳梗塞も辛いですが、目が見えなくなるのも辛いでしょうね・・、
“心を入れ替えればと、述べましたが、・・当院でプラークをリアルに動画で見れば・・誰でも心が変わります”
同病の診断を受けた方・・病状が固まらないうちに・・なるべく早く相談にみえられたらいかがでしょう。
おまけで、未来の脳梗塞や心筋梗塞・認知症などの大病まで予防できるかもしれません。
RAP食なら、高血圧・肥満などの改善はおまけのおまけで達成可能です。
ダイエットだけを目指した食事療法で目的を達しても・・決して安心しないようにしましょう。
一番怖い黒幕(病気の根源)は動脈のプラークですから。しかもその黒幕は頸動脈だけ検査しても見つからない場合も多いのです(血管エコー実例・研究をビジュアル解説 6) (動脈硬化の未来塾 3) (動脈硬化の未来塾 44)。
脳MRI(MRA)では頸動脈のかなり進んだプラークしか気付けません(MRAでも直接プラークを見ることはできません。狭窄率でプラークの程度を判断しますので、感度がかなり鈍いのです) (動脈硬化の未来塾 67)
2017年6月12日記載
2017年8月31日微修正