脳梗塞・心筋梗塞の完全予防法

糖質制限食は認知症・脳梗塞・心筋梗塞などへ突き進む危険な食事療法です。

2014年7月現在も、糖質制限食を勧める本が、揚げ物の写真を表紙にしてベストセラーになっています。このような、肉類・揚げ物などを制限しない食習慣が動脈硬化を進行させる事を突き止めましので、血管の画像と実測データを公表致します。

アルコール・肉・揚げ物・油炒めなどを制限しないという・・ダイエット食・
そういう食習慣が如何に危険な食事であるか・!・・その実例をご覧下さい。

(以下の3例は糖質を制限しているわけではありません・揚げ物などを制限しない食習慣です)

<1例目>

糖質制限食は認知症・脳梗塞・心筋梗塞などへ突き進む危険な食事療法です。

この症例は、2009年の8ヶ所の血管エコーで、脳梗塞・心筋梗塞リスクレベル=1 だったので安心していました。しかし食習慣点数は346点と高く、肉・揚げ物・油炒め・甘い物を好きで典型的なプラークが溜まる食習慣でした。今回、御主人が狭心症で冠動脈にステント治療を受けられたことから、同じ食習慣の御自身を心配され、血管エコーを希望されました。

驚いたことに左大腿動脈のプラーク=2.53mm と動脈硬化は急速に進行していました。不思議なことに頸動脈プラークはほとんど進行していませんでした。頸動脈プラークだけを見ていてはいけないという教訓です。

更に・・注目していただきたいのは、プラークが悪化してもLDL・TGは正常だったのです。

肉・揚げ物・油炒めを好む食習慣だとLDLの値に関わらず・・50〜60代から急にプラークが肥厚する例がありますのでご用心。

血管プラークを見ることなくして、"糖質制限食"で健康になった(身体が動いている)などと安心してはダメです。いま健康でも、明日の健康を保証する何の根拠にもなりません。

"A1cが下がって、体重が減って、お腹が凹み、元気に動いているから・・"そんな事で安全・健康なら、「原発」などの安全審査は必要ありません・・惑わされてはいけません。

つい先日も、44歳の若者が食事療法により、4年間でマイナス10Kgのダイエットに成功しましたが、健診で動脈にプラークを指摘されて、当院のホームページを見て受診されました。全く見かけは健康そうですが、右鎖骨下動脈にナント・・4.67mmも(右鎖骨下動脈の約45%も狭窄)プラークが堆積していました。

原発の配管にプラークが溜まるとしたら・・それを見ない・見る技術がない・公表しない・・恐ろしいことですよね。

***揚げ物、脂身の多い肉・油炒めなどは、好んで食べると本当に恐ろしいです**

お腹の凹み・LDL・L/H比・A1c・・などで、満足していては命取りになりますよ。

<2例目>

糖質制限食は認知症・脳梗塞・心筋梗塞などへ突き進む危険な食事療法です。

この症例は、2009年11月に S-max=2.7mm C-max=1.8 F-max=2.0 A-max=2.2mmであり、 脳梗塞・心筋梗塞リスクレベル=3 でしたが、4年7ヶ月で左頸動脈のみにプラークが悪化して、他部位の血管プラークは悪化(肥厚の進行)していませんでした。

**2009年に食習慣指導のパンフをお渡しして説明していましたが・・・肉類・揚げ物類の制限は全くなされていませんでした。 でも、この方も今まで症状は無く、全く健康そうです。・・・しかも、中性脂肪:TGは上昇していますが、LDLは正常範囲内です。

血管エコーで直接に血管の中のプラークを見られないなら・・"人工衛星を持たずに台風予測"するようなもので、"誠に恐ろしい限り"ですね。・・腎機能もやや悪化(Cr上昇)しています。

血管エコーでプラークを見ることなく、流行の"糖質制限食"をしてはいけません。極めて危険です。

<3例目>

糖質制限食は認知症・脳梗塞・心筋梗塞などへ突き進む危険な食事療法です。

この症例は、アルコールと肉類を制限しないなら?こうなりますよ・・いいのですか??

という、実例です。
ちなみにアルコール多飲者はr-GTPが上昇しますが、LDLが正常よりも低下しますので、特にご用心。LDLが低くて「くも膜下出血・脳梗塞・心筋梗塞・動脈瘤・・」なら・・まずアルコールの関与を疑います。

採血・血圧測定による動脈硬化の健診や診療が如何に時代の変化について行けていないのか・・・ほんの氷山の一角の症例をお示し致しました。

アルコール・肉・揚げ物・油炒めなどを制限しない糖質制限ダイエットを決して真似てはいけません。
いずれ・・認知症・心筋梗塞・脳梗塞などのやっかいな病気になり、本人、家族につけがまわってきます。

ここまではプラーク悪化の実例をお示ししましたが、
これからのデータは多数例での、肉・揚げ物・アルコール(酒類)を制限しないで・・好みに応じて食べたら・・どうなったか?・・の呈示です

30歳以上では3000例を超える8カ所の血管エコーを施行し、その経過観察のため検査を繰り返す時間と、食事インタビューにどれほどの時間を費やしているか想像していただき、このデータをお読みいただければ幸いです。

<表1>

糖質制限食は認知症・脳梗塞・心筋梗塞などへ突き進む危険な食事療法です。

この表は、揚げ物・油炒め・肉類を好んで食べると・・20から30年の経過で・・血管汚れ、肥満度、高血圧、糖尿病などに関して・・どうなったか? その結果です。

この解析方法は、血管の汚れを定量判定出来るT-maxがあるので、人が倒れる事を待つ現在の疫学調査よりも遙かに科学的で人道的な手法なのです。

その結果ですが・・
1)糖尿病に2.5倍罹患
2)高血圧に2.0倍罹患
3)普通の人よりBMIの平均で1.2だけ肥満になる(有意差有り)・つまり逆ダイエットです
4)T-maxが20年分進行(年齢別の男性T-max平均から概算)≒20年早く永眠
5)C-maxが15年分進行(年齢別の男性C-max平均から概算)≒15年早く永眠
6)S-maxが15年分進行(年齢別の男性S-max平均から概算)≒15年早く永眠

流行の"糖質制限食"ではアルコールの制限がありませんが・・

アルコールによる・・あまり知られていない"健康被害"に関する表です。

<表2>

糖質制限食は認知症・脳梗塞・心筋梗塞などへ突き進む危険な食事療法です。

この表は、アルコールを好みの度合で、普段通りに飲むとどうなったか?・・・その結果です。
1) 糖尿病に2.0倍罹患
2) 高血圧に1.2倍罹患
3) 普通の人より平均でBMI=1.1だけ肥満になる・・・・ダイエットにならない・・
4) T-maxが15年分進行(年齢別の男性T-max平均から概算)≒15年早く永眠
5) C-maxが20年分進行(年齢別の男性C-max平均から概算)≒20年早く永眠
6) S-maxが12年分進行(年齢別の男性S-max平均から概算)≒12年早く永眠

糖質制限食ではアルコール・肉類・揚げ物類・油炒め類を制限していませんが、それらを好きな人は世の中に大勢おられます。制限なしなら、思い切り食べる・飲むのが常でしょう。

そんな人達が制限無く、普通に食べたら・・どうなったでしょう? 

<表3>

糖質制限食は認知症・脳梗塞・心筋梗塞などへ突き進む危険な食事療法です。

なんと・・世にも恐ろしい結果です・・・

1) 糖尿病に4.2倍罹患
2) 高血圧に2.0倍罹患
3) 普通の人より平均のBMI=1.4も肥満になる・・・・全くダイエットにならない・・
4) T-maxが23年分進行(年齢別の男性T-max平均から概算)≒23年早く永眠
5) C-maxが26年分進行(年齢別の男性C-max平均から概算)≒26年早く永眠
6) S-maxが23年分進行(年齢別の男性S-max平均から概算)≒23年早く永眠

身のまわりを見渡して下さい・・・このデータが妙に現実を反映していると思いませんか?

このデータの他に、日本全国での、アルコール・肉・食用油の消費ランキングと、脳梗塞・心筋梗塞・大動脈瘤破裂・・などの県別ランキング(サイトに掲載)をご覧いただければ、論より証拠・・で、「書籍で流行っている糖質制限食」は動脈硬化のプラークによるリスク判定の観点から、とても"危険"なのです。

塩分が動脈硬化の原因とする現代の常識は完全に間違っています。その証拠に、塩分制限をしない(普通でいい)・炭水化物(糖質)を制限しない私のやり方で、血管プラークはどんどん改善しています(サイト掲載済み)。

塩分制限して、タバコを止めて、血圧を下げて、運動させて・・も、プラークは決して改善しないことは今までの医学統計が物語っています。

<我々には何を信じたらいいか判らん>
当院に初診で見えた方の感想ですが、健康に関する情報の氾濫ではありません。
そもそも、世間や今の医学界でいわれている「健康」という内容・意味が様々であることが"わからん"原因なのです。

美容や健康の価値を体重に求める慣習が世間に広まったのは嘆かわしい限りです。また、健康の指標としての血管プラークに関心を持つことなく、「この食品は♯♯が含まれているから健康にいい」・という報道がありますが・・健康に対しては・「この食品には❉❉が含まれていないから血管プラークにいい」。または、せめて「❉❉が含まれておらず、∞∞が入っているから❖❖効果があるので血管プラーク改善に貢献する」などと解説されていなければいけません。

「健康」での「優先順位第一位」は血管のプラークの状況に影響を及ぼすかどうか・・ではないでしょうか。

でも、血管プラークの悪化・改善を見据えた"健康にいい食品"の報道は、私の知る限りではなされていません。

つまり、情報の氾濫ではなく、血管プラークと食品に関しては情報が皆無に等しいのが現状です。ですから、健康にいい食べ物が報道されたら、まず御自身で「血管プラークに対しては・・どうかな・・?」とお考え下さい・・・迷いが消えるかと思います。

「糖質制限食」を信じる前に。「血管プラークはどうなるだろう?」とご自分でお考え下さい。
私の頸動脈のプラークは公表していますが、現在0.96mmまで改善しました。

「糖質制限食」をお勧めのDrの方々の8カ所の血管エコーでのプラークの状況は?・・ みなさん気になりませんか? 

血管プラーク・・この分野は、医学関係者でもあまりご存じではないのが現状です。

なぜなら、血管プラークが明瞭に見えるようになったのは5〜6年前からですから・・まして、食品とプラークとの関係の論文はこれから何年も待たねばなりません。

<これは信じてはいけません>

血管の硬さを表す"血圧・脈波検査"が、あたかも信頼性のある動脈硬化の指標みたいに報道されています。この"血圧・脈波検査"はあまり当てにならないので当院では行っていません。
なぜなら、人間ドックの資料を持参されて受診された方々の"血圧・脈波検査"の結果と当院の8カ所の血管プラークとの結果は全くかけ離れています。"血圧・脈波検査"で一喜一憂してはいけません。

<糖質ゼロのビール・・美味しいですか?>

「糖質ゼロ」の宣伝文句は、肥満・糖尿病対策に健康被害の可能性のある「糖質制限」を大企業が推奨しているようで、決して好ましくありません。

アルコール飲料なら、血管の内皮細胞にやさしいアルコール濃度が低いビール類が絶対的にお勧め。その内でも、サントリーの「和膳」はアルコール成分3.5%と低く、味も良くてお勧めです。

最近の患者さんで、私の基準以上のアルコールを頻回に飲んで、週一の休肝日をもうけて・・・、LDLも下がったので・・と、プラーク改善を期待されて1年ぶりに見えました。しかし、前述のデータからお判りのように、プラークは明らかに悪化していました。

加熱の温度による細胞障害(湯たんぽなどでの火傷)と同様に、アルコールの濃度が高くなると、血管内皮細胞がボコボコになり、血管にプラークがジャンジャン溜まります。火傷と同様に、血管内皮細胞の修復には1ヶ月程度かかるでしょう。昔に流行した、週に1日の休肝日は全く科学的ではありません。

血管の内皮細胞の細胞膜はLDLなどの脂質から作られており、高濃度のアルコールが接触すると、血管内皮細胞は萎縮したり、破損したりするのです。脂質類はアルコールに溶けるのです。つまり、ノロウイルスはその鎧に脂質が無く、アルコール消毒では死なないのです。

アルコールは毎日飲んでも構いません・・・なぜなら、基準以内なら血管内皮細胞が傷つかないからです。

<日本人が昔から食べていた"白ごはん"の有り難さに感謝!です。>

私を含め、当院の患者さん方の動脈硬化が改善し、脳梗塞・心筋梗塞などの危険性が限りなくゼロに近づいているのは、漁業関係者・農業関係者の方々やその家族の方々・・皆様方のお陰です。改めて厚くお礼申し上げます。

(2014年7月22日記載)

<正しく・・努力すれば報われる・・・>

本能的に・・・動脈の血管のプラーク(脂汚れ)を減らしたい・・と思いませんか?

そんなこと・・今までは「出来るはずがない」・・・と考えられていた"夢"が・・当院では当たり前の医療なのです・・・その証拠をご覧下さい(参照1)

(2014年11月9日記載)

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