脳梗塞・心筋梗塞の完全予防法

頸動脈プラークの平均IMTは、脳梗塞例で2.27mm 心筋梗塞例では2.40mmです

最近、ようやく頸動脈プラーク測定が普及しだして多くの人が助かるだろうと思われますが、LDL至上主義、MRI至上主義・・とも受け取れる健康管理に頭を抱える日々が続いています。

下の表は2016年9月までに経験した脳梗塞168例・心筋梗塞68例におけるT-max, C-maxの平均値です。

本人が脳梗塞になりたくないとの切なる願いから・・頸動脈エコーを受けて・・2.0mm以上の・・時には3mm以上の恐るべきプラークを指摘されても・・多くの施設では・・何もしないで経過観察・・または・・スタチン剤の処方だけで・・食習慣の指導もなく経過観察・・・これが人間ドック後に当院受診された方々の・・よくある臨床経過です。

その背景にあるのは、TGは高くてもLDLは低い、MRIで所見が無い・・等々のネガティブデータの存在が医療者側の脳梗塞・心筋梗塞に対する危機感を低下させているようです。

上の表をごらんいただければ・・
頸動脈プラーク2.0mm以上が・・いかに危険な状態か・・ご理解いただけるはずです。

でも、脳梗塞の予防のために・・副作用が非常に少ないエパデールS(EPA製剤)他の抗血小板剤をスタチン剤(全く不要ですが)に優先して処方されている施設は非常に少ない・・というのが現実です。・・くれぐれもその点の対応には・・ご注意下さい。

具体的には・・
頸動脈プラーク2.0mm以上であれば、血液さらさら効果が最も弱いけれども、副作用が最も少ないエパデールS900x2Pの処方を検討していただけるように担当医にご相談ください。

頸動脈プラーク2.0mm以上で、なおかつ“朝のふらつき”、“立ちくらみ”、“黒内障”等がある場合は、脳血管の一部分がプラークで高度に狭窄して、脳梗塞の前ぶれと考えるのが妥当ですので、エパデールS900x2に追加して他の抗血小板剤が必要な場合があります。

ただし、薬を服用しただけでは本当の危険回避にはなりません。根本的な脳梗塞・心筋梗塞予防のためには「RAP食」を基本の食習慣としてお守りください。

LDLをクレストールなどの各種スタチン剤で下げれば、プラークが改善するかのような錯覚を医療現場に与えているのは・・何なのでしょう? 医療現場にそんな錯覚を抱かせると・・メディアが追随し・・一般国民にとって・・近い将来・・少なからず不利益が生じます。

このサイトをご覧の医療関係者は、なるべく早く!今まで信じてきたLDL神話からの離別を決断されることを望みます。

いつまでもスタチン信奉者でいると・・おそらく・・時代の流れに取り残されてしまう(患者さん方の金銭的損失がいたずらに継続し・・近い将来に信頼をなくす)ことでしょう。

逆に、新規開業の先生にとっては、集患活動のチャンスかもしれません。
私のサイトは真実のデータを記載していますので、安心して患者さん方への説明データとしてお使いいただけると思います。

LDLの高値例よりも・・むしろLDLが90以下の低値例の方が血管力低下に繋がり・・危険だと思われます。(偏食が原因である場合も多いです)。

動脈硬化治療の医療にスタチン剤が不要である根拠は・・動脈硬化の未来塾(52)
 (33) (38) (35)、をご覧下さい。LDLが低くてもプラークが沢山溜まっているという根拠は(38)、をご覧下さい。

脳梗塞での平均のT-maxは10.33mm 心筋梗塞でのT-maxの平均は11.9mm です。
T-maxの値が10.3〜10.5mmは、男女ともに平均寿命の年齢の平均T-maxですので、上記の脳梗塞・心筋梗塞症例は・・倒れるべくして倒れたことになります。

私の「脳梗塞・心筋梗塞リスクレベル」基準を「循環器臨床 サピア9」(中山書店:2010)に掲載していますが、脳梗塞例の89.3%の症例がレベル3以上でチェックできますし、心筋梗塞は92.6%の精度でリスクレベル3以上でした(上表)。・・・・・ということは・・

脳梗塞。心筋梗塞になる前にこの8カ所の血管エコーを受け、レベル3以上であれば90%以上の確率で数年以内に脳梗塞・心筋梗塞になることが予測可能であり、90%以上の確率で、脳梗塞・心筋梗塞を予防できることになります。

ちなみに、私の基準では、
C-max≧2.41mm で脳梗塞・心筋梗塞リスクレベル=4です(0〜4).
C-max:2.11〜2.40mm で脳梗塞・心筋梗塞リスクレベル=3です(0〜4).

レベル2以上で対応すれば・・ほぼ100%に近い確率で脳梗塞・心筋梗塞を予防できることになります。

注意)頸動脈プラークが2.0mm以下でも多くの心筋梗塞・脳梗塞例が存在しますので、全身8カ所の血管エコーが必要です。
脳梗塞は「頸動脈のプラークの一部がちぎれて飛んで・・それが原因で脳梗塞になる」・・ではありません。脳の血管のある一部分のプラーク肥厚が進行して・・その部分の血流が途絶して脳梗塞になる・・とお考えください。この機序は心筋梗塞の病態と同じなのです。


2016年9月12日 記載

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